<J1:浦和4-1湘南>◇第20節◇21日◇平塚

 浦和が、試合序盤から猛攻を仕掛けた。前半4分、左サイドを抜け出したMF柏木陽介が強烈な左足シュート。同5~6分には立て続けにCKを放り込んだ。25分には右、中央、左とパスワークで展開し、最後はフリーで走り込んだDFサヌがシュート。いずれも得点には至らなかったが、前半からチーム全体で攻撃への高い意識を体現した。

 浦和は後半9分、DF宇賀神友弥の左クロスをDFスピラノビッチが頭で押し込み先制。同17分には、左サイドでパスを受けた途中出場のFWエスクデロがゴール前に切れ込み右足シュート。追加点を奪った。33分にはFWエジミウソンがDF山田暢久のポスト直撃シュートを押し込んで3点目。1分後には再びエジミウソンがダメ押し弾を決め4試合ぶりの勝利を収めた。

 湘南はカウンター攻撃から得点機をつくったが決め手を欠き、後半ロスタイムにDF島村毅の得点で1点を返すのがやっと。3戦ぶりの黒星を喫した。