<J1:甲府1-1神戸>◇第7節◇23日◇中銀スタ

 神戸FW大久保嘉人(28)が前半41分、右サイドから右足で28メートルのミドルシュートを決めた。ボールがMF小川慶治朗(18)に当たり、コースが変わる弾丸ライナー。リーグでは昨年7月25日の大宮戦(ホームズ)以来、272日ぶりの得点を刻んだ。

 大久保にとって珍しいミドルシュートは、雨でぬれたピッチを計算しての判断。後半、同点に追いつかれ、10年ぶりの開幕2連勝は逃したが「スリッピーだったんで、枠に飛ばそうと思った。普段はあそこからは打たないけど、こういうグラウンドだったから、何が起こるか分からないしね」と、得点には満足げだった。