<J1:甲府4-3G大阪>◇第5節◇16日◇中銀スタ

 G大阪が疲れのドッと出る敗戦を喫した。残留争いを繰り広げる甲府に敵地で3-4の逆転負け。2度のリードを守れず、ショックの大きい敗戦になった。

 西野監督は「サッカーはこういうもの。ワンプレーで流れが変わる。怖いものだと感じる。先手取りながら(失点を)繰り返して…。打ち合いになると必ず結果は上回っていたはずなのだが、今日は守備のウイークポイント(弱点)がそれを上回ってしまった」と淡々と振り返った。

 中2日で1週間に3試合をこなす超過密日程に加え、大阪-甲府までの過酷な移動も重なった。それでも、元日本代表のDF加地は「疲れを言い訳にしてしまったら話にならない。どんなにしんどくても(ピンチの)一瞬でも走ればいい。ずっと走っているわけじゃないんですから。5メートル、10メートルを走れるかの話だと思う」とチームにカツを入れるように話した。

 他クラブより2試合消化が少ないチームは首位柏と勝ち点5差の4位。

 ナイターの試合後は、敗戦のショックを抱えながら、バスで5時間以上かかる大阪への帰路に就いた。