<J1:川崎F3-2柏>◇第5節◇16日◇等々力

 首位の柏は、試合終盤に川崎Fに振り切られた。前半に2失点したが、後半から流れを変えた。開始からFW田中順也(24)とMF栗沢僚一(28)を下げ、左サイドバックのDFジョルジ・ワグネル(32)とMF茨田陽生(20)を投入。そして同9分、U-22(22歳以下)日本代表DF酒井宏樹(21)が右サイドからクロスを上げ、ゴール前の密集でオウンゴールを誘った。さらに同26分、酒井が再びクロスを上げ、MFレアンドロ・ドミンゲス(27)がダイレクトボレーを決めて同点。しかし同39分、PKを与えてしまい、万事休す。ネルシーニョ監督(60)は「後半は動きがよくなって追いついたが、3点目を取られて終わってしまった。3点とも自分たちのミスからの失点だった。修正しなければならない。負けをいい教訓としてとらえないといけない」と振り返った。