<ナビスコ杯:G大阪3-1磐田>◇準々決勝◇5日◇万博

 昨年覇者の磐田は攻守で圧倒された。前半7分にMF那須大亮(29)がヘディングで均衡を破った。04年以来、勝利がない敵地・万博で貴重な先制点を奪ったが、43分に同点とされると後半にも2失点を喫して逆転負け。Jクラブ史上3チーム目となる大会連覇を逃した。

 日本代表合宿に参加しているDF駒野友一(30)と3日の練習中に右ふくらはぎを負傷したMFロドリゴ・ソウト(28)が欠場したため、中盤とDFラインで配置転換を余儀なくされた。今季公式戦初先発となったDF金沢浄(35)は「後半に主導権を握られてしまった」。この日、約2カ月ぶりにボランチで出場した那須も「相手の攻めに迫力があった。セカンドボールは拾えなくてリズムが作れなかった」とうつむいた。