<ナビスコ杯:G大阪3-1磐田>◇準々決勝◇5日◇万博

 G大阪のMF橋本英郎(32)が3年ぶりの4強進出に貢献した。試合直前のウオーミングアップ中に、先発が発表されていたMF明神が右内転筋痛を発症。急きょスタメン起用され、故障明けながら90分間フル出場した。「足がつるかと思ったけど、つらずにできたのはリハビリを頑張った成果が出た。先発で出られる準備の仕方をしていたのが良かった」と声を弾ませた。

 2月に右膝靱帯(じんたい)を損傷して約7カ月のリハビリ生活。2日のリーグ戦浦和戦で今季初出場したばかりの元日本代表が、攻守に存在感を見せた。西野朗監督(56)も「大きいですね。予告もせずああいう形でスタートして、しっかりとバランスを取っていた。よほど準備していないとできないこと」と、褒めちぎっていた。