G大阪の元日本代表MF橋本英郎(32)が、感慨深げに「靴磨き」をした。9日のナビスコ杯準決勝の浦和戦(埼玉)へ向け、8日は大阪・吹田市内で練習後に埼玉へ移動。橋本はスーツに着替えると、クラブハウスの玄関で5分ほど念入りに革靴を手入れしていた。「そういえば、ずいぶん磨くこともなかったなあ…と思って」。

 元日本代表のマルチ選手も、2月のグアムキャンプで右膝靱帯(じんたい)などを損傷。手術と7カ月の長いリハビリをへて、ようやく2日のリーグ戦(対浦和)で復帰した。チーム最長在籍14年目のベテランも、今回が今季初の遠征になる。

 5日のナビスコ杯磐田戦では試合前にMF明神が負傷し、急きょスタメン起用された。ブランクを感じさせない動きでフル出場し、9日も先発出場が濃厚。「試合の翌日(6日)は膝がちょっとだけ痛かったけど大丈夫。自然と90分やったので、先発のリズムになってます」と気合を込めていた。