J2町田は26日、4月1日(日)に開催されるホームの東京V戦を「東京クラシック
~より美しいフットボールはどっちだ~」のタイトルで開催することを発表した。両チームは、ともに選手育成に定評があり、下部組織から「攻撃サッカー」と「技術で魅了するサッカー」を目指してきた。Jリーグという舞台でどちらが「本家」攻撃サッカーかを競おうというわけだ。
町田は、1981年にその前身となる少年サッカーチーム「FC町田」が全国小学生大会で優勝。翌82年にも準優勝。83年には、同じ町田市の町田SSSがベスト4に入った。当時は「キャプテン翼」が大人気で、町田では少年サッカーブームが一気に花開いた。
しかし、当時町田にはトップチームがなかったため、多くの人材が外部に流出した。なかでも東京Vでは多くの「町田育ち」がプレーした。ヴェルディ黄金時代を支えた北沢豪氏、藤吉信次氏。現在は東大サッカー部の監督を務める林健太郎氏。年代別日本代表でも活躍し、京都、神戸、G大阪などでプレーしたのち町田で引退を迎えた技巧派MFの山口貴之氏。元日本代表で現在は米国でプレーする山田卓也ら、そうそうたるメンバーだ。育成年代では何度も激突し、切磋琢磨してきた町田と東京Vだが、ついにトップチームも同じ舞台にたった。関係者にとっては感慨深い試合となる。
それだけではない、町田と東京Vはなにかと縁のあるチームだ。現在町田GMを努める唐井直氏は、2004年にアルディレス監督とともに東京Vで天皇杯を獲得している。アルディレスが町田の監督就任したのも、唐井GMの誘いがあったからにほかならない。また、町田に今季新加入して2得点をあげているFW平本は、東京Vからレンタル移籍の選手だ。
見どころの多い「東京クラシック」だが、町田には不安材料がある。前節京都戦で、センターバック(CB)の薗田、ボランチの太田が負傷交代。もう1人のCB田代も試合中に肩を痛めてしまった。町田出身でJ昇格に大きく貢献しながら今季まだ出番のないベテランMF酒井、同じく町田出身で酒井と同い年、東京Vでもプレー経験のある元日本代表MF戸田の出場はあるのか。彼らの活躍で町田が勝てば、過去の経緯を知るものには感涙ものの試合になるだろう。




