企業や個人の寄付などで大阪府吹田市に建設する予定のG大阪の新スタジアムの「建設募金団体」の理事らが2日、大阪市内で記者会見し、個人からの寄付受付を同日付で始めたと発表した。

 建設募金団体は、4万人収容のスタジアム建設に必要な140億円のうち、15億円を個人からの寄付で賄う方針。理事の川淵三郎・日本サッカー協会名誉会長は「日本を代表するサッカー専用のスタジアムを作ろうと、サポーターの一致団結がきっと見られる」と期待した。

 寄付は「ふるさと納税制度」が適用され、一定の税額控除がある。金融機関で振り込む形式で、今月下旬からはインターネット決済も可能。5万円以上の寄付者は名前入りのプレートが完成後のスタジアムに飾られる。