1993年にV川崎(現J2東京V)-横浜M(現横浜)の黄金カードでJリーグがスタートしてから20年目を迎えた15日、開幕戦に出場した3人が参加して東京都内でイベントが開催され、V川崎のエースだったFWカズ(三浦知良、45=横浜FC)は「全てがいい思い出。特に何か一つというのはない」と感慨深そうに振り返った。

 横浜Mの中軸でプレーした水沼貴史氏は「はっきり覚えているのは、セレモニーで泣いたこと。試合前はピッチで身震いした」と懐かしみ、V川崎の若手だった北沢豪氏は「20年で選手のレベルが上がったし、サッカーが社会的に与える影響力も高まった」と話した。

 45歳のカズは、現役最年長。「大好きなサッカーを目いっぱい続けたい。走れなくなったら終わりにするが、いつかは言えない」と衰えない意欲を口にした。