<J1:鹿島7-0札幌>◇第12節◇19日◇カシマ

 3試合連続で無得点と苦しんでいたホーム鹿島が圧勝劇を演じた。前半に3得点を決めると、後半16分にFW興梠慎三(25)、その13分後にMF本山雅志(32)が今季2点目をマーク。終盤にもFWジュニーニョ(34)とMF遠藤康(24)が続いて、クラブ最多タイ記録となる7得点を決めた。遠藤は「相手もばてていたし、自分もゴールが決めたかった。ただ次の試合で負けたら意味がない」と、引き締め直していた。

 ジョルジーニョ監督(47)は「前の試合の後、家で娘に『大好きなパパの笑顔はどこにいったの』と言われた。これでやっと見せられる」と笑った。

 1得点、2アシストの興梠は「大量点もうれしいが、それ以上に勝ち点3がうれしい」と勝利の味をかみしめた。