<J1:C大阪3-2清水>◇第26節◇22日◇金鳥スタ

 C大阪がMFシンプリシオ(32)の決勝点で清水を3-2で下した。2-2の同点で迎えた後半43分、FW杉本からのクロスに走り込み、右足で清水ゴールに押し込んだ。前半9分にはペナルティーエリア内でファウルをとられ、PKで先制点を献上していたが、汚名返上の来日初ゴールでチームに勝ち点3をもたらした。

 「本当に勝ててうれしい。あのゴールは勝利に必要なゴールだった。チームとしていいサッカーができたご褒美を、僕が最後に押し込んだだけ。チームとして奪ったゴールだった」。PK献上は「明らかに自分のミスだった」といい「その後、結果を求めて、冷静に集中力を切らすことなく戦えたことが勝利に結びついた」と、ホームでの勝利を喜んだ。

 クルピ監督は「C大阪のサッカーを、選手が楽しんでやってくれて勝利につながった」と興奮気味に話した。