<J1:鹿島1-2清水>◇第30節◇27日◇カシマ

 鹿島DF岩政大樹(30)の同点弾も空砲に終わった。1点リードを奪われた前半43分、右CKから右足で合わせて今季リーグ3点目を決めた。しかし、その1分後に勝ち越され、後半も守りきられて敗戦。ホームで痛い黒星を喫した。1週間後のナビスコ杯決勝(11月3日)の“前哨戦”とも言える試合は、清水に軍配が上がった。

 それでも試合の中で、岩政は相手の情報を収集。清水の1トップFW金賢聖(23)をマークし「1トップのタイプが分かった。特徴を把握できたことは、初めて決勝でやるよりは良かった」と分析した。リーグ戦での勝ち点を奪うことはできなかったが、1週間後に再び同杯タイトルをかけ戦う。「今日を踏まえて考えます」と切り替えた。