来季をJ2で迎えるG大阪が前清水監督の長谷川健太氏(47)に監督就任を正式要請していたことが14日、分かった。13日に梶居勝志強化本部長が長谷川氏と交渉し、条件を提示。クラブ幹部は「他クラブからもオファーを受けている方」と慎重だが、同氏がJ2での指揮を受け入れることは確認済みで合意への障害は少ないと見られる。早ければ来週中にも正式契約を結ぶ可能性がある。

 G大阪は今季、3月に解任したセホーン監督に代わり松波監督がコーチから昇格したが立て直せず、17位で初のJ2降格が決まった。来季監督には松波監督の続投や前大宮監督の鈴木淳氏らも候補に挙げてきたが、攻撃サッカーの継承と1年でのJ1復帰を目標に、実績のある長谷川氏に一本化した。

 元日本代表FWの長谷川氏は、清水を2005年から6シーズン指揮し06、07年の4位が最高だった。天皇杯全日本選手権では2度の準優勝に導いている。