G大阪は25日、天皇杯準決勝鹿島戦(29日、エコパ)に向け練習を再開した。

 23日の準々決勝C大阪戦は延長戦での勝利で、120分間を戦ったため、この日は主力組は軽めのメニューになった。次戦も勝てば、3季ぶりの天皇杯制覇に王手がかかる。

 日本代表MF遠藤はこの日の練習後は、取材に応じることなく、無言で帰路に就いた。一方でFWレアンドロが出場停止のため、先発復帰の可能性が高いMF家長は「あと一つ勝てば決勝。まずは、みんなで決勝戦に進みたい」と意欲的。MF倉田も「1番欲しいのはゴール。その辺は狙っていきたいですね。(個人的に)シュートの意識が高まってきているので」と、得点へのこだわりを口にした。

 来季監督には、長谷川健太氏(47)の就任が内定。天皇杯を最後に退く松波監督は「最後(の大会)だからというわけではなく、取れるタイトルは取りにいくというのが、このクラブのスタイル。今季は(J2降格で)悔しい思いをしてきたので、最後にタイトルを取るという気持ちは強い」と話した。