<天皇杯:柏1-0横浜>◇準決勝◇29日◇国立

 横浜が2年連続で準決勝敗退を喫した。序盤から柏にペースを握られ、前半23分に先制点を奪われた。

 大黒柱の主将MF中村俊輔(34)が強烈な無回転ミドルシュートやFKで相手ゴールを脅かしたが、肝心の同点ゴールにつながらず。20年ぶりの天皇杯制覇、さらには8年ぶりのタイトル獲得は消滅した。

 天皇杯に優勝すればアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権が獲得できただけに、樋口靖洋監督(51)は「チームはひたむきにゴールを目指してやってくれた。まだまだお前たちにACLに出る力はない、と言われているように思う。課題を修正して来季のチームづくりをしていきたい」と悔しそうに話していた。