<J2:京都4-1神戸>◇第4節◇20日◇西京極

 京都は、神戸との関西ダービーを制し、ホーム初勝利を収めた。前半2分、CKをDFバヤリッツァ(31)が頭で押し込み、先制点を奪うと、同22分には相手のパスをカットしたDF福村貴幸(21)のスルーパスにFW原一樹(28)が走り込み、2点目のゴール。1点差に迫られた後半には7分にFW宮吉拓実(20)が3点目を決め、同20分には再び原がダメ押しの4点目を奪い、試合を決めた。順位も2位に浮上した。

 だが、大木武監督(51)は「つまらないミスがあり、もうワンステップ上がらないといけない」と不満顔。「いつも顔を真っ赤にして怒るのは私だけ。もっと選手の中でそういうところが出てこないと、この先苦しくなる状況が出てくるんじゃないかと思う」と、選手たちにさらなる発奮をうながした。

 昨年4月27日の大分戦以来、約11カ月ぶりのゴールとなったFW原は「いろんな葛藤があったが、その思いが今年につながっている。(リーグ3位でJ1昇格プレーオフで敗れた)去年のように、最後に勝ち点1差で泣くようなことはしたくない。勝ち点を積み重ねないといけない」と話した。