<ACL:ブリラム1-1仙台>◇1次リーグE組◇24日◇ブリラム

 仙台が劇的なドローで決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。後半ロスタイムに途中出場のFW中原貴之(28)が同点弾。MF角田誠(29)の指示で最前線へ上がっていたDF渡辺広大(26)がクロスを競り、こぼれ球をダイレクトボレーでたたき込んだ。

 手倉森誠監督(45)は「最後に信じられないことが起きた。サポーターとともに戦い抜いて、クラブの歴史をつくりたい」と興奮気味。ブリラムとは昨年2月の親善試合も含めて3試合連続で1-1と90分間で決着がつかず「(タイのクラブだけに)対戦成績もタイなんだな」とダジャレを飛ばすほどご機嫌だった。

 これでE組は江蘇舜天に勝利したFCソウルの1位通過が決定。ブリラムと勝ち点6で並ぶ仙台は、1次リーグ突破をかけて5月1日、ホームで江蘇舜天と戦う。