<J2:G大阪1-1鳥取>◇第11節◇28日◇万博

 鳥取が、価値あるドローだ。圧倒的にボールを支配しながらも、粘り強い守備を続けチャンスをうかがう。

 格上G大阪に、前半に許したシュートはたった2本だけだ。後半22分にはDF尾崎のクロスを、FW久保裕一(24)が頭で決めた。まさかの先制点に場内も沸いた。その後、同点に追いつかれたものの、最後まで敵地で奮闘。

 あと1歩で大金星は逃したものの、元日本代表の小村徳男監督(43)は「勝つことはできなかったが、1つ引き分けたことは今後につながる」と喜んだ。

 4月14日東京V戦から3連敗中だったが、優勝候補筆頭に互角以上の試合を演じたことで、大収穫の一戦になった。