<J1:川崎F2-1磐田>◇第29節◇19日◇等々力

 磐田は川崎Fに悪夢の逆転負けを喫した。13日の天皇杯ではJ2札幌のサブメンバーに敗退。

 先週とはうってかわり、この日は初先発のMF松岡が持ち前の元気と戦う姿勢でチームを引っ張った。相手の分厚い攻撃に体を投げ出して必死で守った。

 後半28分、カウンターからチャンスをつくるとFW阿部が頭で押し込み先制。甲府が敗れていたため、このまま逃げ切れば残留に望みも出たが、セットプレーから2失点し逆転負けした。

 関塚隆監督は「(先制後)もっとマイボールの時間を長くすることを指示したが、後ろに重心がかかってしまった」。途中出場のDF安田は「セットプレーからだけに悔やまれる。こういう負け方をするのがこの順位にいるということ」と悔やんでいた。