<J1:浦和1-1清水>◇第4節◇23日◇埼玉
差別的な横断幕を掲げた処分で、Jリーグで初の無観客試合となった浦和-清水戦が行われた。
普段の試合開催日には多くの観客が利用するJR東川口駅構内では電光掲示で「23日の試合は無観客試合」と告知。埼玉高速鉄道の東川口駅につながる導線や、最寄りの埼玉高速鉄道浦和美園駅にはボードを持った警備員が試合直前まで立った。
試合は引き分けに終わった。
普段は約6万人の大声援を背に戦う浦和ペトロビッチ監督も勝手が違ったようだ。試合後のインタビューは以下の通り。
――試合を終えて
ペトロビッチ監督
ホームゲームでの観客がいない中で、簡単な試合ではなかった。前半はアグレッシブさが足りないと感じ、DF永田とMF関根を入れ、攻撃にしても、守備にしてもアグレッシブに戦おうという意図で交代させた。後半は良い形攻撃が見られたのでうまくいったと思う。
――追いかける展開で関根と原口を使い、後半に追いついたが攻撃の手応えも
ペトロビッチ監督
攻撃な選手を前にして並べたというのは、大きなリスクがあった。0-1と得点しないといけない展開で、リスクをおった攻撃で点をとれたのはよかった。ただ後半に関しては2点目を取れるチャンスは、たくさんあったのではないかと思います。
――新生レッズでたくさんの声援を送ってくれたと思うが、次戦へ
ペトロビッチ監督
今日もうしろにサポーターがついてくれているということは分かっていますし、我々にとってどんなサポーターが、どんな苦しい状況であっても、我々を後押ししてくれている存在であることはわかっています。今日の試合に関しては、後半に“どうしても勝ちたいんだ”という気持ちが、テレビで応援してくれているサポーターの皆さんにも伝わったんではないかと思います。今後は、サポーターとともに戦っていきたい。我々もサポートが必要だと思っています。どうか我がチームを今後ともサポートして下さい。