浦和は28日、サポーターが差別的な横断幕を掲げ無観客試合の処分を受けた問題で、サポーターグループの11団体が自主的に解散したと発表した。

 クラブによると、11団体で約200~300人が活動し、ゴール裏の観客席で応援のまとめ役を担っていた。

 これらのサポーター団体は「当事者としての責任を認識し、全員で解散を決めました。今後は、差別撲滅に向けた取り組みを含め浦和レッズのために行動していきます」との声明を出した。解散した団体のメンバーは、今後も観戦や応援ができる。

 浦和はサポーターと再発防止策や応援活動の慣習の見直しについて話し合いを重ね、27日夜に当該の団体から解散の申し出を受けた。クラブ関係者は「今後は応援の新しいルールづくりについて、引き続き議論していきたい」と話した。

 8日の鳥栖戦で「日本人以外お断り」を意味する「JAPANESE

 ONLY」の横断幕を掲げたサポーターが所属した団体は、既にクラブから無期限活動停止処分を受けている。