<ナビスコ杯:仙台1-2鹿島>◇1次リーグ◇16日◇ユアスタ

 鹿島のU-21(21歳以下)日本代表DF植田直通(19)が、今季公式戦初先発した。

 得意の空中戦など1対1で強さを発揮。MF野沢拓也(32)の芸術的な先制FKを守れなかったが、後半38分に最後方からのロングパスで、FW赤崎秀平(22)の決勝点をアシスト。借りを返した。「試合の入りが悪かったし、納得はしていない。試合に勝てたことは良かったけど、もっと内容を良くしないと」と謙虚だった。

 視察した同代表の手倉森誠監督(46)は「植田は今季初めてのフル出場だった。起用してくれた(監督のトニーニョ・)セレーゾに感謝したい。久々の先発で硬くなりながらも勝利に貢献したことで、成長が加速したはず」と評価した。