ACL1次リーグ最終戦で川崎Fと戦う蔚山現代(韓国)が21日、会場となる等々力陸上競技場で前日練習に臨んだ。

 決勝トーナメント進出には勝利が条件。韓国では旅客船セウォル号の沈没事故で多数の死者・行方不明者が出ており、曹敏国監督(50)は「私たちにできるのは国民のためにベストを尽くして勝って、少しでも希望を与えることができたら」。DF金致坤も「勝つことが韓国の皆さんの力になる」と話した。

 韓国内では事故の報道一色となっていて、この日の取材に訪れた韓国メディアはわずか2人だった。