J1のC大阪は9日、成績不振を理由にランコ・ポポビッチ監督(46)の解任を発表した。勝矢寿延強化部長は「状況を打開するために判断した」と理由を説明し、交渉が大詰めという後任について「近日中に発表したい」と述べた。

 同監督は大阪市内のクラブハウスを訪れて選手にあいさつを済ませ、報道陣に「志半ばでチームを去るのは残念」と話した。クラブからは7日に通達されたという。指揮官不在のチームは約3週間ぶりに全体練習を再開、MF扇原貴宏は「こういう形になったのは自分たちが結果を出せなかったせいでもある」と話した。

 J1初優勝を目指すC大阪は2010年ワールドカップ(W杯)最優秀選手のウルグアイ代表FWフォルランらを補強したが、4勝4分け5敗の勝ち点16で暫定13位と低迷している。大分やFC東京などを率い、今季就任したセルビア出身のポポビッチ監督は4カ月強でチームを離れた。