G大阪の元日本代表DF加地亮(34)が26日、大阪・吹田市の万博練習場で米プロリーグ(MLS)チバスUSAへの移籍会見を行った。

 300人以上のサポーターと約30人の報道陣が集まった。加地は「副キャプテンとして途中で出ていくのは無責任だと思うし、自分のわがままな選択で行かせてもらうのは申し訳ない。でもその分、アメリカへ行って人間としてもサッカー人としても成長したいという思いで移籍を決めた。長い時間をこのクラブで過ごさせてもらって人間的にも成長した。感謝の思いでいっぱい。本当に寂しい」。G大阪には06年に加入し、今年で9年目だった。天皇杯やACLのタイトル獲得にも貢献。06年W杯ドイツ大会にも出場した。

 4年前から海外移籍を希望していたことも明かした。「チャレンジとかそういう感覚ではない。長い人生の中で選手として海外で仕事をできるということもなかなかない。海外の選手と触れ合って違う文化も経験できるし、人間としての幅も広がる。そういう意味でも決断した」と決意を口にした。