W杯日本代表のトレーニングパートナーを務めた名古屋FW杉森考起(17)がチームに合流し、1日の練習に参加した。

 杉森は名古屋史上最年少の16歳でプロ契約。次のW杯や20年の東京五輪の代表候補として期待されている若手のホープだ。

 大会直前のアメリカ合宿から本戦ブラジルまでJ2大分の坂井大将(17)とともに帯同し27日の夜に帰国していた。

 同じピッチで練習し、注目していた日本代表FW香川やMF清武から吸収したものが財産。「一緒にプレーをしながら(ポジショニングなどの)アドバイスをもらったり、すごくいい経験になりました」と笑顔を見せた。

 コートジボワール戦とギリシャ戦はスタンドで観戦し、コロンビア戦はテレビで見たという。代表の1分2敗の結果に「一緒に帯同していたので1勝できなかったのはとても悔しかった。(試合を見て)個人的には世界にそれほど負けているとは思ってないので、1日でも早くA代表に入れるように努力し、自分たちが日本のサッカーの力になれるようになりたい」と、大会前よりも少し大人びた表情を見せる17歳は遠くない未来を見据えていた。