C大阪は7日、日本代表FWの柿谷曜一朗(24)がスイス1部リーグ、バーゼルへ16日付で移籍すると発表した。後日記者会見し、15日にホームのキンチョウスタジアムでの川崎戦後にセレモニーを実施する。

 バーゼルの公式サイトによると、2018年6月30日までの4年契約で金銭面は非公表。背番号は14で、17日にチームへ合流するという。バーゼルの地元紙は、移籍金が推定200万スイスフラン(約2億2800万円)と報じた。

 柿谷はC大阪を通じて「ワールドカップ(W杯)で悔しい思いをした中でいっぱい考えて、バーゼルでチャレンジしようと決めた」とコメント。バーゼルのホイスラー会長は公式サイトで「欧州の複数のクラブからのオファーの中、バーゼルに決めてくれてうれしい」との談話を出した。

 C大阪の下部組織出身の柿谷は高い技術と鋭い得点感覚を持ち、昨年リーグ3位の21得点を記録した。同7月に日本代表デビューを果たし、W杯ブラジル大会では1次リーグ2試合に出場した。

 バーゼルはリーグ5連覇中で、元日本代表の中田浩二(鹿島)がかつて所属した。W杯には16強入りしたスイス代表にシェアら3選手を送り込んだ。