神戸の安達亮監督(45)が24日、U-21(21歳以下)日本代表DF岩波拓也(20)にチーム内でもリーダーシップを発揮するよう求めた。

 「守備陣にGK山本やDF増川らベテランがいることもあり、遠慮や甘えがある。世代別代表だけでなく、うちでもリーダーになってほしい」。

 前日23日の仙台戦でJ1初ゴールを決めた期待の若手に対し、指揮官は、これまで世代別の日本代表で見せてきた統率力をチームでもみせるよう岩波に期待。9月にはU-21日本代表として仁川アジア大会に出場予定で「代表で予測や駆け引きなど、経験値を高めてきてほしい」と話した。

 これを聞いた岩波は「このチームでも自分が中心になっていかないといけないという思いはある」。アジア大会では勝ち進めば1カ月近くチームを離れることになるが「連覇がチームにとって絶対条件だし、その中で目指すものはある」と、必勝を誓った。