名古屋は9日、天皇杯4回戦のJ2群馬戦(10日、瑞穂陸)に備え、愛知・豊田市内のグラウンドでミニゲームなどで汗を流して調整した。

 西野朗監督(59)は対戦する群馬を「システムを変えてすぐ戻すなど奇襲、奇策をしてくる。サインプレーなども使ったりと戦略、戦術的に巧みなチーム」と分析した。ボール支配率も高く「自信を持ってボールを動かそうとする意識を貫こうとしている。浦和にも勝ってますし、リーグの順位(J2で19位)だけでは判断できない」と警戒した。

 MFレアンドロ・ドミンゲス(31)、左膝下の靱帯(じんたい)炎だったDF田中マルクス闘莉王(33)も先発予定。闘莉王は「優勝の可能性がある限りは頑張りたい。できることはやりますよ」とコメント。W杯ブラジル大会にトレーニングパートナーで同行したFW杉森考起(17)もメンバー入りし「出場のチャンスがあれば点を取りたい」と目を輝かせていた。チームは全力でベスト8進出を狙う。