<J1:東京1-1神戸>◇第23節◇13日◇味スタ

 感情をあらわにした日本代表の東京FW武藤嘉紀(22)が、激しく悔しがった。無得点で迎えた後半9分。DF太田宏介(27)が放ったライナー性の高速左クロスに飛び込んだ。

 ゴールを横切るボールに、相手DFも武藤も触れない。地面を思いっきりたたいて、悔しがった。この日、放ったシュートは0本。しかし、後半25分には左クロスを送ったFWエドゥー(32)がPKを誘発した。

 3戦連発こそ逃したが「代表に選ばれたからと言ってプレーを変えることはない。自分の良さは泥臭さと献身的に攻守で戦えること」と、足元を見つめていた。