<J1:川崎F0-0東京>◇第24節◇20日◇等々力

 「多摩川クラシコ」は、両者譲らず、スコアレスドローに終わった。

 FW大久保、MF大島が不在の川崎Fは、相手の日本代表FW武藤を徹底マーク。一方、東京はトップ下の相手MF中村に対し、MF米本がしつこくマークするなど自由にプレーさせない。前半31分、一瞬の隙を突いて武藤がドリブルで仕掛けてFKを獲得するも、得点には結びつかなかった。

 後半の立ち上がりは東京が押し込む。5分、武藤がドリブルで切り込み右足シュートを放った。DFに当たってこぼれると、フリーで受けたFWエドゥーが再びシュート。だがこれはGKの攻守に阻まれた。

 川崎Fも反撃に出る。後半13分、MF谷口の縦パスから、最後はゴール前でFW安がGKと交錯しながらシュート。同34分、中村のパスにFW小林が抜け出し、GKの股を抜くシュートでゴールネットを揺らすもオフサイドと判定された。

 両チームとも好機を演出しながら、決定機を生かし切れずに引き分け。川崎Fは変わらず2位。東京は8位に後退した。