<J2:京都2-1横浜FC>◇第34節◇28日◇西京極

 京都が2-1で横浜FCを下し、ホームで6試合ぶりの白星をつかんだ。0-1で迎えた前半46分、DF石櫃の右クロスをFW大黒将志(34)が右足で技ありのダイレクトボレーシュートで同点。後半8分にはDF酒井からのロングパスに走り込んだFW駒井善成(22)が決勝点となる2点目のゴールを決めた。後半39分にはDF高橋祐治(21)がJリーグ初出場を果たした。

 リーグトップを独走する今季22得点で、09年のJ2東京V時代の21得点を上回り、シーズン自己最多得点を更新した大黒を、横浜FCのFWカズ(三浦知良)も「インターナショナルなゴール。素晴らしかった」と絶賛。大黒は「尊敬するカズさんにほめられるのは一番うれしい。選手冥利(みょうり)につきる。カズさんは選手の鏡。少しでも近づけるようにこれからも練習したい」と笑顔をみせた。

 今季初ゴールとなった駒井も「素直にうれしい。ホームで(5試合連続引き分けと)勝てていなかったので、これからも勝ち続けたい」と話した。

 これで京都は8位に浮上。J1昇格プレーオフ圏内の6位大分との勝ち点差を2に縮めた。