<J1:徳島2-2神戸>◇第28節◇18日◇鳴門大塚

 6連敗中だった徳島は本拠で神戸と引き分け、7試合ぶりに勝ち点をつかんだ。

 均衡を破ったのは神戸。前半29分、MFシンプリシオ(35)からのロングパスをMF小川慶治朗(22)が抜けだし胸で落としFWマルキーニョス(38)が冷静に決め、先制した。

 敗れれば条件次第では、この日にも降格が決定する可能性があった徳島は、前半終了間際、MF大崎淳矢(23)のパスをDFアレックス(31)が左足シュートで同点。1-1で折り返した。

 後半7分、徳島がカウンターでチャンスを作ると、左を駆け上がるFW衛藤裕(31)が右のDF橋内優也(27)に展開。橋内がクロスを上げようとしたところ、神戸のDFに当たりそのままゴールへ吸い込まれた。

 勝ち越した徳島は、本拠での初白星が見えたが同22分、後半から出場した神戸の日本代表MF森岡亮太(23)に豪快な左足シュートを許して再び同点。勝ち点を分け合った。