<J1:仙台4-2浦和>◇第28節◇18日◇ユアスタ

 撃ち合いを制し、仙台が勝ち点3を手にした。

 先制したのは仙台。前半19分、CKがファーサイドに流れ、MF石川直樹(29)が左足でシュート性のボールを折り返すと、ゴール前でFWウイルソン(29)が右足でコースを変えゴールネットを揺らした。さらに3分後、ウイルソンの右クロスをMF野沢拓也(33)が左足で押し込み追加点。序盤で2点リードした。

 対する浦和は、FW興梠慎三(28)が魅せる。前半30分にCKを頭で合わせると、37分にはペナルティーエリア内でパスを受け、反転して左足シュート。GKの股を抜き、すぐさま同点に追いついた。

 2-2で折り返した後半、仙台は思わぬ形で追加点を挙げる。16分、相手ペナルティーエリア内で浦和DF那須大亮(33)がバックパスしたボールを、日本代表GK西川周作(28)がトラップミス。少しだけ大きく跳ねたところを、詰めていたFW赤嶺真吾(30)が左足で押し込んだ。

 反撃したい浦和はMFマルシオ・リシャルデス(32)、梅崎司(27)を投入し相手ゴールに迫るも、フィニッシュの精度を欠いた。同36分にMF宇賀神友弥(26)が2度目の警告を受け退場。10人となると、仙台は試合終了間際、途中出場したばかりのDF村上和弘(33)が左足ゴールで駄目を押した。