<J1:神戸0-0鹿島>◇第29節◇22日◇ノエスタ

 神戸は本拠で痛い引き分けとなった。

 前半から鹿島の攻撃をDF陣がしのぎ、リズムを作った。

 それに応えるよう日本代表MF森岡亮太(23)が起点となり好機を演出するがゴールが割れず、0-0で折り返した。

 後半37分には森岡の伝家の宝刀である絶妙なスルーパスがMFペドロ・ジュニオール(27)に通ったが、シュートはサイドネット。決定機を生かせず、得点を奪えなかった。

 森岡は「あの(後半37分の)チャンスのために、今日守備を頑張っていた。チャンスは絶対来ると思っていたが決められなかった」と残念がった。

 安達亮監督(45)は「選手は90分ファイトした。ベストに近い試合内容。選手には『今日ぐらいの守備意識を持って攻撃を出していこう』と話した」。

 勝ち点1を分け合い、9位から10位に順位を落としたが、この日の収穫を胸に、残り5試合を全力で戦う。