<J1:C大阪1-3甲府>◇第31節◇2日◇ヤンマー

 C大阪が甲府に痛すぎる黒星を喫し、次節にもJ2降格の窮地に追いこまれた。

 先手を取ったのはC大阪。前半25分にDF酒本憲幸(30)が相手に強いプレス。パスミスを誘うとFWカカウ(33)にボールが転がり込み、先制点を奪った。しかし、追加点がなかなか奪えず、1-0で折り返した。

 後半は甲府ペース。同17分にFKから同点弾、同26分にはPKでV弾とセットプレーで立て続けに失点。11分間で3得点を許し、試合を決められた。

 大熊裕司監督(45)は「後半相手にプレッシャーをかけられたとき、ボールを失う時間が多すぎた」と落胆。期待の19歳FW南野拓実も不発で「サポーターに申し訳ない。残り3試合まだあるんで良い準備をしたいと思う」と声を振り絞った。

 C大阪は次節、14位仙台との残留争い直接対決に敗れ、15位清水が名古屋に勝利すると、降格が決定する。