将来は代表監督!?

 川崎FのFW大久保嘉人(32)が17日、自身の夢を語った。

 前日は母校の国見中、国見高がある長崎を訪問し、自身が立ち上げたサッカースクールの開校式に参加。幼稚園児や小学生20数人が集まり、つかの間のオフを楽しんだ。「すごくよかった。これから広げていきたい」と、長崎市内や地元福岡への出張スクールを行うプランを考えていることも明かした。

 川崎Fに移籍して2年。技術的に優れる少年選手たちもたくさん目にしてきたが「九州にはいい選手がいっぱいいる。うまいだけじゃダメ。勝つために必要なものもあるし、それを引き出すのが指導者」と、世界で戦ってきた自身の闘魂も注入していくつもりだ。日本代表戦士を送り出すことを目標に定め、「夢は大事。ピッチの上で最後に決めるのは自分自身。自分を信じられるようになって欲しいな」と期待した。

 スクールでは学習塾も運営。文武両道を掲げており、勉強が苦手という大久保も「(指導者の)ライセンスぐらいなら…」と、子どもたちに負けじと意欲を見せた。近い将来、育てた選手を自らが指揮し、世界で勝つ-。代表監督への意欲を問われると「いやいや」と苦笑いしながらも、「5トップとか、いいかもね!」と冗談たっぷりに話していた。