2位G大阪は21日、大阪吹田市内の練習場で非公開練習を行い、22日の首位浦和戦に向けて意気込んだ。この日は、セットプレーの確認やコンディショニングなどで調整したという。

 現在勝ち点差は5。勝てば逆転優勝に望みがつながるが、負ければ浦和の優勝が決まる。アウェー戦でもあり、浦和優位の状況と言える。練習後、長谷川健太監督(49)は、浦和のホーム戦について「スタンドが真っ赤に染まって、見るだけで迫力を感じる」と警戒。一方で「試合はやってみないと分からない。相当な覚悟を持って、スタジアムに入る」と静かに闘志を燃やした。

 現在リーグ6戦不発のFW宇佐美貴史(22)については「アシストもしているが、本人は満足していない。チームプレーも出しつつ、個人の結果、ゴールにもこだわってプレーしてほしい」とエースの1発に期待を寄せた。