<J1:浦和0-2G大阪>◇22日◇埼玉

 浦和の守護神GK西川周作(28)は、すでに気持ちを切り替えていた。

 前半45分には、縦パスからG大阪FWパトリック(27)がヘディングシュートを放ったが、弾いてセーブ。後半40分にも、G大阪MF阿部浩之(25)のシュートを好セーブするなど、安定したプレーを見せていた。しかし、後半43分に先制点を許すと、同ロスタイムにも追加点を許した。

 取材ゾーンには、穏やかな表情で現れた。勝てばホームのサポーターの前で優勝を決めらるチャンスを逃し「決められれば1番良かったけど、そうじゃないことも想定していた。精いっぱいやって、受け止めることも大事。トップにいる状況は変わらないし、次で勝ちたい」と話した。

 悔しさをあらわにする選手がいる一方で「この状況はネガティブになりがちだけど、いかに楽しめるか」と冷静だった。