<天皇杯:千葉2-3山形>◇準決勝◇26日◇ヤンマー

 J2対決は千葉が山形に競り負け、Jリーグ参入後初の決勝進出を逃した。

 02年度以来となる準決勝に臨んだが、開始2分で失点。前半23分にはDF竹内彬(31)が頭で決め追いついたが、同33分に勝ち越された。

 1-2で折り返した後半9分、相手のパスミスからFWオナイウ阿道(19)が絶妙のクロス。MF谷沢達也(30)が右足で合わせて再び追いつく粘りを見せたが、同26分に決勝弾を許してしまった。

 関塚隆監督(54)は「非常に残念。同点までは良かったが、勝ち越すことができなかった」と肩を落とした。

 天皇杯で2得点を挙げているエースFW森本貴幸(26)が23日の讃岐戦で脳振とうを起こしたため、この日は帯同できなかった。「ここに来られなかった森(本)くんのためにも頑張りたかった」と主将のDF大岩一貴(25)。次の目標は12月7日のJ1昇格プレーオフで勝ち抜くことになるが「今日の敗戦を生かさなければならない」と気持ちを奮い立たせていた。