<J1:浦和1-2名古屋>◇最終節◇6日◇埼玉

 優勝を寸前で逃した浦和のDF槙野智章(27)が、チーム内の意識改革の必要性を示した。前半2分にCKをヘッドで合わせて先制点を奪取。その後も攻守でチームをけん引した。

 G大阪が引き分けたため、勝てば優勝だったはずが、終盤に立て続けに2点を奪われまさかの逆転負け。昨季に続き終盤3試合で失速して順位を落とし、優勝を逃すという結果に、ホームの大観衆からは試合後に大きなブーイングを浴びた。

 試合後の取材エリアでは悔しそうな表情を浮かべながら「(終盤に失速というパターンを)2年続けた選手が、このチームに今後それを伝えていかないと。時には嫌われ者になってもいいと思う。ダメな時に何ができるか。仲良しクラブであってはならない。今は阿部(勇樹)さんが主将をしているけど、みんなが主将という自覚を持たないといけない」と話していた。