<J1:新潟0-2柏>◇第34節◇8日◇カシマ

 新潟が“ホーム”で勝利を届けられず、12位で今季を終えた。

 当初6日に予定されていた最終節は、本拠・デンカビッグスワンスタジアムが大雪に見舞われ延期になった。今季はホーム16試合で平均2万4284人を動員していたが、平日の夜とあって観客はわずか2104人。雪国の宿命-。力強いサポーターの声援こそあったが、前半24分、35分にFW鈴木武蔵(20)がシュートを放つもGKが好守。後半35分のMF田中亜土夢(27)の左足シュートはゴールバーにはね返された。チャンスをつくりながら攻め切れず、2失点を喫した。

 ホーム柏戦は、新潟県中越地震の影響で04年のセカンドステージでも延期になった。国立競技場で仕切り直した試合は1-3で敗戦。今季背番号10を背負った田中亜は「チャンスを決めきれずに、先に決められてしまった。得点力は1年間ずっと言われてきたが、課題を克服することができなかった」と悔やんだ。

 試合後はセレモニーが行われ、田村貢代表取締役社長(52)が「大雪でサポーターの皆様につらい思いをさせてしまい申し訳ありません。Jリーグやカシマスタジアムの方々、練習場まで快く貸してくださった鹿島アントラーズの皆様、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。