<天皇杯:G大阪3-1山形>◇決勝◇13日◇日産ス

 G大阪の長谷川健太監督(49)が3冠を達成した選手をたたえた。

 2点リードで迎えた後半17分に失点した後、山形の猛攻にさらされたが「(同点に追いつかれても)打ち合いになればいいと考えていた。うちのベンチには佐藤、リンスもいる。90分プラスアルファで勝ちきればいいやと」と動じることはなかったという。

 その後、FW宇佐美貴史(22)の駄目押し点で突き放し「3冠?

 取っちゃったという感じです。(3冠を取れた理由は)チームの総合力だと思う。今季は難しい日程の中で天皇杯が組まれていて、うちも出場機会の少ない選手を起用した。1年を通して練習に励んだ選手を評価したい」と話した。

 来年は3冠王者としてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に臨む。「3冠を取ったチームということで、どのチームもうちに向かってくると思う。受けることなく、いかに進化していけるか。ACLでチーム全体で挑んでいければと思う。G大阪は過去にACLを取ったこともあるので」と、アジアの舞台への意欲も示した。