名古屋MF田口泰士(23)が15日、日本代表入りを逃した。10月に追加招集され、ジャマイカ戦(デンカS)で代表デビュー。11月にも代表23人に入りホンジュラス戦(豊田ス)で途中出場した。今回のアジア杯のメンバー入りも期待されていた。

 田口はこの日、愛知県・豊田市内のクラブ施設で契約更改交渉に臨んだ後「アジア杯に出てない人でもW杯に出場している選手もいる。これが全てでないですし、(今は)またチームでしっかりやりたい気持ちが強いです」と最終目標である次回W杯に向けて前を向いていた。

 3カ月前から違和感があった左股関節も気になっていた。「選ばれたら(名古屋に)残ってトレーニングするつもりでしたけど、暖かい所に逃げます」。代表落選をプラスに考え、今後は地元沖縄で治療に専念する予定。

 契約に関しては「代表に入ったことなどから、評価はしてもらいましたけど、あまり納得のいく感じでなかったということで…」と話し、今後は金額面も含め、代理人を通してクラブ側と交渉を続ける。