来季から柏の監督に就任する吉田達磨氏(40)が17日、柏市内で記者会見を行った。

 報道陣を前に「僕の予想よりもたくさんの人がいらして、あらためて監督になると実感し直しました。1カ月後に、笛を持ってジャージーを着て、選手と練習すると想像することが、モチベーションです。彼らと早くボールが蹴りたい」とあいさつした。

 現役時代は柏、京都、山形などでプレー。03年から柏下部組織の指導者を務め、10年から今季までは強化部入り。昨季からは強化部門の責任者として、チームに関わっていた。選手については「サッカー選手という職業を大事にしてほしい。日々の練習やミーティングを通して伝えていけたらいい」と話した。

 就任にあたり、J1優勝など数々のタイトルをもたらしたネルシーニョ前監督とも話したという。「あなたの残した成績は目指すべきものだろうけど、俺はやり方が違うよ、と話しました」と明かした。

 公式戦初戦は、来年2月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフとなる。「(今季の)最後7試合を勝って、つかみとったもの。(1次リーグに)必ず行きたい」と話した。