浦和は23日、今季途中から山形へ期限付き移籍していたGK山岸範宏(36)が山形へ完全移籍することを発表した。

 浦和で出場機会を失っていた山岸は、移籍した6月21日の讃岐戦から最終戦の長崎戦まで24試合にフル出場。J1昇格プレーオフ準決勝の磐田戦ではヘディングで劇的な決勝ゴールを決めるなど、チームの昇格に貢献した。

 山岸は浦和を通じ「浦和で過ごした13年半の長い時間は、僕をサッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間として大きく成長させてくれた。レッズサポーターを背にして立つ、埼スタと駒場のゴール前は最高に幸せな場所だった」とコメント。山形を通じては「自分のキャリアを蘇らせてくれたクラブやサポーターに感謝。この思いを来季J1のステージで熱きプレーで恩返ししたい」と意気込みを示した。