名古屋は27日、J2千葉からDF竹内彬(31)を完全移籍で獲得したと発表した。06年から10年まで名古屋でプレーしており、来季5年ぶりの古巣復帰となる。

 国士舘大からセンターバックとして名古屋入り。プロ3年目の08年には就任したばかりのストイコビッチ監督(当時)のもと、右サイドバックで新境地を開拓しブレーク。リーグ3位躍進の立役者となった。

 元日本代表で、名古屋でもプレーした秋田豊氏(日刊スポーツ評論家)を師と仰ぎ、魂のこもったプレーでチームに貢献する。明るい性格で誰からも愛され、後輩からも慕われたり、時にいじられたりしながらチームを活性化できる貴重な存在。J2千葉でも4年でリーグ122試合に出場。経験を積んで、最終ラインに不安を抱える古巣の“救世主”として戻る。

 竹内は名古屋の広報を通じ「このたび5年ぶりに復帰することになりました。再びグランパスのユニホームに袖を通してプレーできることをたいへんうれしく思います。自分の持っている力を全て発揮し、チームの勝利に貢献していきたいと思っています。強い覚悟を持って戦いますので、ファン、サポーターの皆さん、応援よろしくお願いします」と熱いメッセージを寄せた。