J2の横浜FCが15日、横浜市内のグラウンドで始動した。雨の中、スロベニア人のミロシュ・ルス新監督が厳しい目を光らせる前で、選手は約2時間のメニューをこなした。

 新監督はスロベニアの世代別代表を長く指導し、97年にはJFLのブランメル仙台でも監督を務めた。

 練習後の取材対応には、ビシッとスーツを着て登場。「コンニチハ」と入室し「アリガトウゴザイマス」とあいさつして退室した。

 仙台で指揮を執ってから、15年以上も日本をルス(留守)?

 にしていたが、日本語でのあいさつはOKのようだ。

 あいさつ以外の受け答えからは厳格なイメージが伝わってきた。

 メンバー選考の基準について問われると「私がすべてのポジションの選手に要求するのは『規律』と『組織』という2つのキーワードです。犠牲を払って、全力を尽くしチームのためにプレーできていれば、チームは高い位置までいくことができる」と説いた。

 今年で48歳になるFWカズの起用について問われると「今日1回のトレーニングを見ただけで、他の選手も含めて起用についてコメントするのは難しい。ただ、ミウラは今日チームに課した9~10キロを走るトレーニングで、しっかりと10キロ以上走っている。今日の練習についても、十分な結果を残している」と高く評価していた。