広島は26日、広島県安芸高田市内のグラウンドで、王座奪還に向け始動した。ランニング中心のメニューで約1時間調整し、27日からの鹿児島1次キャンプに備えた。森保一監督(46)は「(選手は)いい顔をしていた。ランニングもコーチがペースダウンさせたくらい。やる気を見せてくれた」と初練習を振り返った。

 リーグ3連覇を目指した昨季は8位に終わり、ナビスコ杯も準優勝でタイトルを逃した。主将のMF青山敏弘(28)は、王座奪還に向けて「グラウンド内で実力を出せるか。最後は結果だと思う」と意気込んでいた。自身は「けがなく結果を出せれば代表も見えてくる。キャンプでチャレンジして(日本代表DF)塩谷くらいブレークしたい。自分に期待します」と代表復帰も見据えた。